イギリスファッションを語るうえで
外せないのは、モッズ ではないでしょうか。
1950年代後半から60年代にかけて、労働階級の若者たちが、音楽やファッションをベースにした生き方を確立したもので、Modernモダンから取った言葉だと言われています。
低賃金で息が詰まりそうなつまらない毎日を忘れるかのように、若者たちは夜な夜なクラブに集まり、互いのファッションを見せ合っていましたが、せっかくオシャレしたのに雨で濡れてしまうのを避けるために、第二次世界大戦時にアメリカが作りすぎたミリタリーコートを着るようになり、これがモッズコートです。
大好きな映画に、さらば青春の光 があります。
当時の若者たちの鬱憤や窮屈さが、バシバシ伝わってきます。そしてやっぱりお洒落。それだけでも楽しめます。
ちなみにこの時期流行っていたバンドといったら、
The Who だとか Small Faces。 黒人音楽と言われるジャズやR&Bといったジャンルに強く影響を受けているのがモッズカルチャーの特徴。
いかにクールに生きるか。
馬鹿みたいに率直にその想いを貫いたからゆえに、生まれたブリティッシュカルチャーといってもいいのかもしれませんね^_^