日常を綴る記録

食、旅、読書、イギリスが大好き。たまに、美味しいイギリス料理や紅茶、お菓子、カルチャーについて語っています。

Keep calm and carry onというイギリス人の精神について。

先日、イギリスの家族から美しい一枚の写真が送られてきました。

 

ちょうど桜が見頃らしく、写真と共にひと言、

「イギリスの桜も美しいよ!」

と。

 

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今、イギリスでは新型コロナによる死者数が2万人を超え、実際にはそれ以上の数が亡くなっているのではとも言われていて、日本でのstay at home とは比較できないほど緊迫したロックダウンが続いているようです。

 

家族からの話によれば、

・2キロ以上は移動してはいけない

・スーパー等での買い物はネットでの完全予約制で、日時がしっかり管理されている

・薬局や買い物以外での外出が見つかれば、ひとり当たり罰金60ポンド(日本円で約8000円) ((家族や友人グループで見つかれば人数分請求されるそう)

 

それ以外にも、これまで普通に挨拶を交わせていた雰囲気から一転。

限られた時間で買い物に行っても、世間話はもちろんのこと、挨拶やアイコンタクトすら交わせない空気があり、すっかり町全体も人も変わってしまったようだ、と。

 

そんな状況下で、この一枚の写真。

そして、美しさに焦点を当てて、

「イギリスの桜だって日本に負けてないでしょ!」

なんて茶目っ気たっぷりで連絡をしてくるイギリスの家族に、私はもう感動してしまいました。

 

そこで思い出したのが、Keep calm and carry on. (冷静に、戦い続けよ)

(4~5年前にイギリスでこのフレーズが大流行しました。)

 

第二次世界大戦中にイギリス国人の士気を下げないようにと様々なポスターが作られ、各地に配られた中のひとつがこのキャッチフレーズ。

 

人前で泣き言を言ったり、弱さを見せるのは恥ずべきこと。

 

私はこの精神を義母から学びました。(実践できているかと言うと・・・・・笑)

 

ゴールデンウィーク中の人々の移動による、コロナ感染拡大が懸念されています。

Stay At Home.

一緒に頑張りましょう~!

 

 

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(座って、とりあえずリラックス。5年ほど前に、家族が送ってくれたポスター。ワーカホリックの夫にあてたメッセージです。笑)